核家族化がすすみ、大半の若い家族の住まいには神仏を祭る場がない。子供たちは小学生か中学生で、そろそろ生と死、心の悩みなども多くなるころなのに、精神教育をする場がなく、なおざりにされている。何も宗教を勧めているわけではないが、運命的なことや、生命の尊さ、人の道などをいざ教えようとすると、言葉だけではなかなか難しいものだ。こうした精神教育は、わざわざお寺や教会にまで出掛けなくとも、家庭にそうした場がちょっとあれば活用できる。
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小さいころから机父母らの朝晩の礼拝を見て育った幼子は、仏壇の扉の向こうに、何か“別の世界”があることを早くから感じている。最近のように、小、中学生が自らの命を絶つような状況は、科学では割り切れないことを学習するチャンスがないことと関係があるのではないだろうか。