すべて「鋳鉄管」なら一流、「耐火被覆二層管」なら三流マンションの設備というと、オール電化やガス温水式床暖房など新しいもの、目をひくものがクローズアップされがちです。しかし、マンションの性能や住み心地を左右する重要なポイントがもっとほかにあります。その代表例が、排水管です。たとえ鉄筋コンクリートの躯体が長持ちしても、排水管がだめになったらそのマンションには住めません。マンションの寿命は実は、躯体ではなく排水管などの配管設備が左右するといわれるくらいです。
(参考サイト)
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排水管には、上から順に排水を集めて流す2〜3本の「竪管」と、各戸のキッチン、浴室など水周りの排水を竪管につなぐ「横引き竹」があります。このうち「横引き管」は基本的に、各住戸の所有者が管理することになっており、リフォームなどで交換も可能です。問題は「竪管」あるいは「竪排水管」と呼ばれるほうです。こちらは、各階の住戸を貫通しており、間取り図では「パイプスペース(PS)」と書かれたところを通っています。排水管が問題になりやすく、交換も簡単にできません。そのため、材質が重要なのです。竪排水管の材質としては、「耐火被覆二層管」「塩ビライニング鋼管」「鋳鉄管」の3種類があります。専門用語でちょっと難しいですが、この機会にぜひ覚えてください。竪排水管にどの材質を使っているかによって、デベロッパーの一流と三流がくっきりと表れます。もし、竪排水管に「耐火被覆二層管」を使っているようなら、そのマンションの購入はやめたほうがいいでしょう。