家族の将来像を考えはじめると、想定の範囲が広がり過ぎて収拾がつかなくなり、家を建てるタイミングを見失ってしまうことがあります。そういう場合は、1度にすべてを望むのではなく、段階的な計画を立てたほうが無難です。たとえば、いずれ増築するつもりで、ゆとりのあるリフォーム方法や、部屋の間仕切りを変更することで家族構成の変化に対応するといった方法もあるでしょう。ただし、いずれのリフォームも家の構造に柔軟性がなければ実現できません。
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日本の伝統的な建築工法である「田の字聖造り」は、フラットな床面を十文字に分けているだけなので、小部屋に仕切ることもできれば、大広間として使うことも可能です。根本的に、柱を中心とした構造となっている木造住宅では、庭の空きスペースに部屋を建て増ししても、既存の外壁を撤去することで、主屋とつなげることができます。一方、外国から導入された2×4工法では、壁同士が互いを支えあう構造なので、外壁を1部だけ取り外すということはできません。したがって、いずれ増築し、既存の家を大きくしたいと考えているのならば、新築時に選ぶ工法はおのずと決まってくるといえるでしょう。