見積りと工務店の決定

2011.10.07

確認申請が下りて、見積り図面が完成すると理想の家の設計はひとまず完了します。しかし今度は設計者はこれを実現すべく適正な工務店をさがし、工事費や工事工程を決定していく作業、その工務店が図面通りに家を施工しているかをチェックする作業が残っているのです。これは「設計監理」と呼ばれ設計者は施工業者を監理監督する義務があるわけです。この「監理」を「管理」と分けるために、建設業界では「監」の文字をとって「サラカン」と呼んだりします。どんなにすばらしい設計も、それを実現できるだけの技術を持つ施工者につくってもらわなければ、形はおろか、建物を支える構造自体か欠陥を生じるおそれもあります。しかし一方では、工事費の問題があります。言うまでもなく、高度な技術を持っている工務店ほど工事北は高くなりますが、適正な工務店とは、その家づくりに技術的にもコスト的にも十分対応できる程度の工務店ということになります。ちなみに、ローコストな住宅をつくる場合、工事費は安くおさえなければならないので、小規模な工務店につくらせることがありますが、このような場合は、あらかじめできるだけ簡単に施工できるような設計をしておき、手間のかからない工事で済むように設計の方で工夫してあるのです。だからこそ、工務店選びも含めた、設計者のコストコントロールが欠かせないのです。

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